オレは外国製の世界地図を集めてます。現在あるのは、フランス、ドイツ、オーストリア、ハンガリー、スペイン、韓国、ブラジル、イタリア、イギリス、中国(香港)の地図。
そのうち、すぐに出せる本棚にある韓国、ブラジル、イタリア、イギリス、中国の地図の日本付近を見ると
韓国 ↓
中国(香港)↓
これらの地図、全て北方領土は日本の外にある。他の地図は現在自宅外に保管してるので撮影出来なかったけど同じ。
そもそも他国の世界地図を集め始めたのはパリのポンピドゥーセンターで見た巨大な世界地図の日本に北方領土が入ってなかったのを見たのがきっかけ。
http://www.yoshiokashigeto.jp/PARIS.03-04/paris-0013-20040105.html
ロシアと中国と韓国についてはロシアが主張する場所に国境線を引いてるであろう事は地図を見る前からなんとなく予想はついてたけど(韓国はソ連に民間機を撃墜されてるから「もしかしたら」というところもあったけど・・・)、他の国もロシアが主張するところに国境線を入れてたのを知った時はショックだった。
1945年8月、ソ連は敗戦が目に見えてる日本に宣戦布告して国後、択捉、歯舞、色丹に侵攻して以来、現在に至るまでその四島を不法占拠し続けてるけれど、残念ながら日本人と世界の総人口から見ればごく少数の親日的な人以外は、ロシアの主張を基準にしている。
先月の読売新聞にも
というのがあったけど、結局のところ、実行支配してごり押ししてしまえばそれが通ってしまう事、それが軍事力のある恐ろしい国ならなおの事、と思い知らされたコレクションになった。
ブラジルの地図を見ると、北方領土どころか北海道がロシアと同じ色に塗り分けられてる(これを買ってきてくれた人の話だと、この地図はブラジル製かポルトガル製かわからないとの事でしたが)。これは日本の国境について関心がない人が作ったからこうなったのでしょう。ブラジルに行った事がある人の話を聞くとほとんどのブラジル人は私達日本人を尊敬してくれてると聞いてるけど、それでもこうなる。日本海についても韓国が主張する「東海」という記述になってるし・・・。
ポンピドゥーセンターにあった地図では沖縄も日本の外にあった(竹島や他国の領土問題になってる場所についての記述の後に、沖縄の写真があります)。
http://www.yoshiokashigeto.jp/PARIS.03-04/paris-0018-20040121.html
一体どんな資料を使って作った地図なのか呆れてしまうけど、こういうのを見ると結局他国の事なんてどうでもいいと思われてるのが分かる訳で(自分もそうだと思うし)、だから自国の事は自国でやらないといけないんだなと思う。
実行支配されてしまった領土を奪還するのは簡単な事ではないけれど、関心を持って見ていれば付け入る隙は必ずいつかめぐってくるはず。
オレはそう思ってます。
2月7日は「北方領土の日」。少し過ぎてしまったけどそれについて書かせてもらいました。
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