昨日、次作で使う木(丸太)を買いに行ってきた。
行った先は14年前からお世話になっている小田原の山口製材さん。
14年前からといっても僕がその間に買った木は7〜8本で、平均すると2年に1本買う位のペース。それにも関わらず山口さんは僕の事をちゃんと覚えてくれている。いやいやありがたいです。
小田原駅に着いてすぐに山口さんに電話を入れて、いつものように北条早雲の銅像の下で迎えに来てくれるのを待つ。しばらくして奥様が迎えに来て下さり、その車で10分程移動して山口製材さんに到着。
前回山口さんで木を買ったのは昨年の夏だけど、今回は木の数がその時の倍はあるんじゃないかと思える程増えており、その光景が目に入ってきて嬉しくなった。奥の敷地にはもっとあるはず。それが気になったがまずは山口さんにご挨拶。
山口さんという方はいろいろな情報を持っている。なぜそんな事を知ってるんだ?という事まで知ってる。いつも話を聞きながら、この人は一体何者なんだ?と思ってしまう。それから独特の口調(小田原弁?)ですげー毒を吐く。それを聞くのも山口さんのところに行く楽しみの一つ。
今回は奥様がオレと嫁に出して下さったお茶菓子を山口さんにも勧めた時に「それ、まじー(まずい)からオレは食わねえ」と言ってたのにウケた。それを出した奥様と出されたオレたちの立場はどうなるんだ?
一通り近況報告を済ませた後、奥の材木置き場へ行くと、やはりそちらにも木が増えてた。カッコイイ形をした木がたくさんあった。気になるのは大きい木。欲しい。が、今回は次回の個展で50センチ程の作品を4点用意して下さいと言われてるその作品を作るための材料なので、あまり大きなのはいらない。いや、いらないというか、大きいのを買ってしまうと大きいのを作ってしまう。だから50センチ50センチと頭で唱えながら探した。そうして決めたのは今まで山口さんで買った中で一番安い木。休みの日にわざわざ開けてもらってたのでちょっと申し訳ない気がしてしまった。
たぶんその木から作品4点全てをとる事は出来ないと思うので、また買いに来ます。
帰りはまた駅まで送って頂き、駅に着いてから小田原在住の後輩Sに電話。もし会えるようであれば会おうと思って電話してみたのだけど、残念ながらつながらかった。結局小田原で小田原らしい事を何もせずに帰りの電車に乗った。
電車では座席が全部埋まっていたので僕は子供を抱いたまま立っていたのだけど、近くに座っていた20代と思しき女性が席を譲ってくれた。ありがとうございます。でも立ってるのが辛かった訳ではなかったし、僕の基準ではその女性よりも先に立つべきおっさんが何人もいたから席をお返しした。その女性は「本当に大丈夫ですか?」と何度も気遣ってくれながら席に戻った。優しい人だ。そう思いつつ、僕は彼女が「鉄道員(ぽっぽや)」を読んでるのが気になってた。
ぽっぽや。
ぽっぽやといえば久保田じゃねーか。
僕がそう反応してしまう理由は現在少しずつ描き進めているマンガ「男根彫刻大会」を読んでいただければ分かります。
気になる方はご連絡を。完成したらお知らせします。
写真は山口製材さんで木を探す自分と、前回小田原に行った時に商店街で見つけたシャッターの絵。木は今ならいろいろなサイズがたくさんありますよ。ちなみに一番高いのは重さ7トンの木で550万円。シャッターは、そもそも何故こんなデザインにしたのかが気になるけど、プーチンがやたらとでかくて、その横の小泉元首相が一番小さく描かれてるのも気になる。各国元首が変わる度に描き換えられるのだろうか?今回は確認に行けなかった。
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