こちらに引っ越してから仕事が自宅でも出来てしまう、というか、自宅のPCでしか出来ない仕事があるため、1時間程の細切れ睡眠しか出来ん日が結構ある。寝る場所と仕事場が同じところにあるから仕事を一段落させたつもりで布団に入っても、ぼんやり仕事が気になって、ついPCに向かって続けてしまう。9月下旬からは特にその仕事が増えたのでそれ以外の為にPCに向かう気になれずそれが原因で日記の更新が疎かになってたんだけど(それにしても時間が経つのは早えーよ)、その仕事はその仕事として、平日は一応朝8時に会社に行かんとならん。そして注意を怠れば簡単に指が飛ぶ機械を使って仕事をしなくてはならんから細切れどころか3時過ぎても眠れん時はちょっと焦る。で、布団の中でごそごそしているうちに無意識に羊を数え始めてるのだけど、数え始めると羊が現れる光景を頭の中で描きたくなり、そうすると、数とともに羊は右から現れるべきなのか、左からなのか、いや向こうから駆け寄ってくる登場だってあり得るし俯瞰だって出来る、そこは晴れてるのか曇ってるのか、昼なのか夜なのか、季節は? どんな場所? 登場する羊は一体何をしてる羊なんだ? つーかそもそも羊が生きてると思い込んでるが、もしかしたら死んでるのかもしれん、といった感じで羊の登場シーンの設定でいきなりつまずく(もう一つ書くと「羊が一匹、羊が二匹」と数えるけど、羊の数え方って一頭二頭じゃないんかね?)。で、そんな事を考えてるうちに羊の登場シーンをモチーフにいろいろな映画監督に映画を撮らせたら面白いかもしれんと考える。その後いつも頭に浮かぶのは映画「エイリアン」とか「ブレードランナー」みたいに煙とか水蒸気が立ちこめて、その奥にある換気扇がゆっくり回ってるのがぼんやり見えるところに羊がただじっと立ってるだけの映像。何故かいつもそれを思い浮かべる。マトリックスみたいに羊の周りで視点をぐるぐる回転させながら登場させた事もあったが一頭の登場に時間がかかってしょうがないから二頭で飽きた。
コッポラなら、タランティーノなら、黒沢なら、深作なら、と考える。楽しくなってくる。
そうこうしているうちに外から、ブィーン、ガチャコンガチャコン、と新聞配達のバイクの音が聞こえ始める。
朝になっちまった・・・。
羊数えて眠れる奴っているんか?数える時、こういう事気にならんのか?
オレの場合は一先ず、寝る場所と仕事場をどうにか切り離さないといかん(東京には自宅が仕事場になってる友人がたくさんいるのだが、彼らはどうしてるんだ?)。
タイトルはブレードランナーの原作「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」のパクリ。分かる人には分かりすぎるタイトルです。
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