今展示でお世話になってるデンさんにはスペースが二つあって、オレは小さい方で小品を4点展示させてもらってる。写真はその一つ。
大きい方のスペースはデンさんを拠点に活動している小橋陽介さんの絵画展。近年、かなり作品が売れてる方です。コレクターもいらっしゃると聞いた。いやいや羨ましい。
オレの今回の作品について、オーナーの手島さんがブログで触れて下さってるのだけど、過去に手島さんに見て頂いたオレの作品が、デンさんで初めてお世話になった個展で3メートル、その後のキリンアートアワードで4メートル超の銃で、あとポートフォリオにおさまってる東京を拠点にしていた時の作品が大きいものが多いので、手島さんはオレが今回も巨大な作品を作ってるというイメージをお持ちだった様子。いや、もちろん大きいのを作り、展示したいけど、現実的に北海道から大阪まで巨大な作品を送るのは非常に難しく・・・。
手島さん、次回に期待して下さい!!
と言いたいところだけど、実を言うとデンさんは今月で閉廊してしまう。
今までお世話になった画廊の中でも手島さんには特にかわいがって頂いたので、最後の展示に声をかけて頂けた事は光栄に思いつつ、でもやはり淋しい。
もともと大阪とは無縁だったオレが手島さんと知り合ったのがちょうど10年前の1999年。翌年1月に個展でお世話になり、その半年後、キリンアートアワードで賞を頂きKPOでも展示する機会に恵まれ、その後もデンさんで二回も個展でお世話になったので、オレにとっては大阪=デンさんな訳で、だからデンさんが止めてしまうとまた大阪とは無縁・・・とは言わずともかなり疎遠になってしまいそうな気がしてしまう。
それに、お世話になった画廊の決断には自分を取り巻く大きな流れみたいなものを感じてつい後ろ向きな事を考えてしまう。しかしながら手島さんはデンさんは閉廊するものの、京都のとある場所に築120年の古民家を購入され、そこをレジデンスとして活用しようと次なる行動に移って既に動き出してる。
感傷的になってる場合じゃない。見習わなくては。
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