今日、大学の同期、岩崎努から個展の案内が届いた。
今月30日から10月9日まで南青山の画廊で個展を開くらしい。
彼は大学卒業後、多田美波さんの研究所で2年勤めた後、出身地である富山に戻り木彫家として活動を始めた。
オレの学年が卒業したのは95年だから、かれこれ15年経つ。ということは、彼が木彫家として人生を歩み始めてから13年になる訳だけど、DMには「やっとスタートラインに立てた気がしています」という言葉が書き添えられていて、その言葉は謙遜ではなく、彼の率直な気持ちが込められているように感じ、今日はその言葉がずっと頭から消えなかった。オレには、随分前から彼はプロの彫刻家として活動しているように見えてたのだけど、本人にはそういう意識はなかったようだ。
それにしても13年でスタートライン。
彼と同じようにオレが出身地に戻って活動を始めて3年目、リタイヤしようとしていた父母の力を借りてどうにか立ててる身にはかなり重みを感じる言葉だ。
彼と同じペースで歩みを進められたとしても、オレが彼と同じ感覚を得られるまでにあと10年。その時オレは49才。49!!
もっと早くそういう感覚を得たいところだけど、逆にもっと遅くなるかもしれないし、こればっかりは誰にも分からない。くじけそうになってもこつこつとやるしかない。
彼のその言葉からはそういう重みと、自分一人で立てないいら立ちや不安から抜け出せた嬉しさも感じられ、それはきっとすごく嬉しいに違いないのはその真っただ中にいるオレにはよく分かる事だから、DMにそんな言葉を書き添えた個展にたくさんの人が訪れるといいなと心底思う。
展示される作品は、いくつかの日本の昔ばなしにある場面をモチーフにした木彫との事。彼はいつもかなり細かいところまで彫ってて、よくこんなに彫れるなと思う。
これを読んだ東京近郊にお住まいの皆さん、是非とも見に行ってあげて下さい。そして本人がいたら、「ヨシオカさんの日記を読んできました」と伝えて、オレがここで告知してる事を強くアピールして恩を売って下さい。
岩崎努 作品展
「日本の昔ばなし」木による造形
2010年9月30日(木)〜10月9日(土)
酉福ギャラリー
東京都港区南青山2-6-12アヌシー青山1F
日、月曜日休廊 午前11時〜午後6時
最終日は午後4時まで
作家在廊日:9月30日〜10月2日
www.yufuku.net
ところ変わって、北九州では明日久保田が船を回す。
http://roofhp.com/kubota/diary/2010/09/post_416.html
http://www.ustream.tv/channel/nigorimedia
皆、自分の道を進んで結果を出している。
そういう刺激がエネルギーになる。
ありがたい。
オレも頑張ります。
まずオレがすべき事は、明日、子供の運動会で綱引きを頑張る事。
いや、これも大事。