ウチの子供は「仮面ライダーオーズ」にハマってる。そんな子供と一緒にテレビを見てるうちに、先々月40歳になったオレもハマってしまった。オーズの前に放送されていたダブルもたまに一緒に見てたけど、特に心を動かされることもなく見てた。けど、オーズは違う。心を動かされた。
何がすごいって、変身がすごい。
オーズは変身の時、ベルトに3枚のメダルを入れて変身するのだけど、そのメダルにはいろいろな動物や昆虫の能力が秘められてて、例えば「タトバ・コンボ」というのは、タカとトラとバッタの能力を持ってて、「ラトラーター・コンボ」はライオン、トラ、チーター、「サゴーゾ」はサイ、ゴリラ、ゾウ、「ガタキリバ・コンボ」はクワガタ、カマキリ、バッタという感じ。コンボの名前は、それぞれのコンボの能力になってる動物や昆虫の名前が切り貼りされてて、そのストレートなネーミングにもちょっと心をくすぐられていた(あと、手だけでウネウネ動く「アンク」というキャラにもくすぐられる)のだけど、最近、シャチとウナギとタコの能力を持った「シャウタ・コンボ」というのが出てきて、それで心を鷲掴みされた。
オレはウナギやタコを「美味い!!」と思えても、「カッコイイ!!」と思える要素なんて、一つも見つけられない。だから、子供が憧れるヒーローにウナギやタコの能力を持たせるなんて、オレには全く思いつかん。
シャウタ考えた人、すげーよ。
仮面ライダーダブルもやはりいろいろな能力を使い分けて、変身出来るのだけど(多分最近の仮面ライダーは全部このパターン)、その変身パターンはオレでも頑張れば思いつけそうな感じで、ウナギやタコ級の斬新なのはなかった。
考えてみれば、初代の仮面ライダーはバッタの能力を持たされた改造人間な訳で、もし、TV化する時の決定権を持つ人間がオレみたいなセンスだったら「バッタがヒーロー?」「バッタのどこにヒーロー的要素があるんだ?」と思ってTV化に消極的で、今のような日本を代表するTVヒーローとして日の目を浴びてなかったかもしれない。
仮面ライダーが能力を使い分けていろいろな形態に変身するのは関連商品を沢山売って儲けようという大人の事情が多いに含まれてるのだろうけど、オーズのメダルにはパンダ、エビ、カニまであって、いつかはそういうコンボに変身するのか分からんけど、エビやカニまでヒーローの要素にしてしまうのは、大人の事情を越えて、もうあっぱれとさえ思える。
それから、「シャウタ」に通ずるすごさを、オレは「カレーうどん」にも常々感じていた。
仮にオレが料理人だとしても、美味しいカレーライス、美味しいうどんを作ろうと頑張る事があっても、絶対に「カレーうどん」は思いつかない。
「シャウタ・コンボ」「カレーうどん」
オレもこういう既成概念にとらわれないセンスがほしいよ。
あ、あと「ナゥピー」も、味はともかく、我が道を行くそのセンスには見習いたい。
ふー。
仮面ライダーをネタにして久々に長い日記を書いてしまったぜ。
イラストだって2時間もかけて描いちまったぜ。
先日仮面ライダーオーズの出ている映画「レッツゴー仮面ライダー」を子供と見に行ってきました。映画館は自粛ムード関係なく一杯でしたね。
設定は大人の自分にはピンときませんが、特徴や得意技がはっきり分かるキーワードが子供には効果的なんでしょうか。
自分は最後に出てきたキカイダーやイナズマンに嬉しくなってしまいました。
Posted by: Takahashi | 04/11/2011 at 09:13 AM
takahashiさん
コメントありがとうございます。
仮面ライダーの映画、僕も見ました(もちろん子供と一緒です)。
キカイダーが登場したのはビックリたまげましたが、でも僕も嬉しかったです。
Posted by: Shigeto Yoshioka | 04/11/2011 at 09:48 PM