連休中ずっと仕事。
今日も仕事をしてたのだけど、昼ご飯を食べてる時に、このまま8日までずっと仕事になりそうな気がしてきて、これでは嫁も子供も可哀想だと思い、勢いで出かけてきた。行き先は安田侃(かん)さんの彫刻が設置されてるアルテピアッツァ美唄(びばい)。
芦別から車で1時間弱という近場にあるにも関わらず、恥ずかしながらこちらに引っ越して来てからまだ一度も足を運んでなかった。
もともと「美しい唄」と書く地名に心くすぐられ、オレはもしかしてロマンチストなのか?と思いながら気になってた町なのだけど、今日アルテピアッツァに行ってみて、こういう施設があるのをすごく羨ましく思った。遊びに来てる子供達が作品をペチペチ叩いたり、登ったりして遊んで楽しそうだった。オレも彼等に交じって同じ遊びがしたかったけど、40歳のオレが同じ事すると頭がちょっとアレな人だと思われるに違いないからやめた。けど、その気持ちよく分かるぜ。
施設内に幼稚園があるのも素敵だった。
素敵づくしだよ。
何より、訪れた人が小難しい言葉を並べてあれこれ言うのではなく、ただ作品に愛着を持って触れてるのがすごく羨ましかった(もちろん安田侃さんがそういう風に作ったのだけれど)。
最近、あるアート系のプロジェクトを立ち上げようとしている人が、オレを中途半端ながら彫刻を作ってきた人間と知って、そのプロジェクトのアドバイザーになって欲しいと言って、時々来られる。それはとても光栄な事なんだけど、安田侃さんの作品を見ているうちに、その人の前で自分がいっぱしの彫刻家ぶってエラそうな事をしゃべってた気がして、すごく恥ずかしくなった。
すみません、調子こいてました。
で、柄にもなく「芸術って何だろう?」「オレは何がしたいんだろう?」なんて事を考えてみたものの、考えても分からないので子供と缶蹴りして遊んでから帰ってきた。
分からんかったけど、芦別ではそういう事を考えられる場所をまだ見つけてないから、有意義な時間を過ごせたと思う。
やっぱり素敵な場所だ。
おまけ
帰りに三笠という町の道の駅に行ったのだけど、そこに青色の右翼の街宣車があった。青い街宣車なんて初めて見た。写真が撮りたかったけど、やはり怖くて、結局撮らずに帰ってきた。
Comments