今週月曜日、旭川で大学の後輩、石原稔久と14年ぶりに会った。
石原はムサビ彫刻科の一学年後輩で、大学卒業後笠間で陶芸を学び、現在は郷里の九州を拠点にして陶芸家として活動している。会ったのは14年ぶりだけど、彼が陶芸家として活動しているのは知ってたし、メディアでも結構取り上げられてる事もあってか(「ほぼ日刊イトイ新聞ーほぷらす」の記事)、彼の作品のファンだという話をオレが大学時代に彼と直接の接点があったのを知らずにしてくる人もいたりして、だからずっと気にはなっていた。
彼が旭川の梅鳳堂さんで個展を開くのを知ったのは、2週間前に札幌に営業で出向いた時、ふと立ち寄ったサッポロファクトリーの梅鳳堂さんで偶然彼の作品を目にしたのがきっかけ。
思いがけず目に入ってきた知り合いの名前に嬉しくなり、彼の作品を見ていたら、店員さんが石原が8月に旭川と札幌の同店内で個展を予定している事を教えてくれた。
その店員さんが話す石原は、着ているものが素敵、履いている物が素敵、雰囲気が素敵、キャラクターが素敵。とにかくどこまでも、どこを切っても素敵な話が続く、素敵アーティスト。あまりに素敵な話ばかり聞くので、いやいやこの男、大学時代は男神輿という名前の巨大チンコを担いで、ほぼ暴動みたいな事をしていた男ですよ、騙されてはいけません、と言いたいくらいにオレが知ってる石原とはズレを感じていたのだけど、実際に会ってみると、いやいやホント、素敵アーティストになってました。何が素敵って、今回の個展に奥さんと子供3人の家族全員を連れてきてて、それが素敵、というか、すげーなと思ったよ。自分の作品を売って作ったお金で九州から北海道までの旅費を家族全員分作れるなんて、すげーよ。
石原が作ったキレイな色のカップを一個買った。今回買ったのはオレの分だけど、これから少しずつ家族全員分を買い揃えていく予定。これが4個揃ったら、ウチの食卓も素敵になり、そしてオレも素敵アーティストになれるかもしれない。
以下、今回の石原の展覧会情報。
石原稔久の陶展
・ギャラリー 梅鳳堂
旭川市3条買物公園
℡ 0166−23−4082
8月9日(火)〜8月22日(月) 2011年
A.M10:00〜P.M7:00
・レンガ館ギャラリー 梅鳳堂
札幌市中央区北2条東4丁目
サッポロファクトリー レンガ館2階
℡ 011−207−4082
8月24日(水)〜9月5日(月) 2011年
A.M10:00〜P.M8:00
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