告知が遅くなってしまいましたが、来月、オレが今住んでる芦別で個展を開きます。
地元ながらオレが芦別で個展を開くのは初めての事。しかも会場は「星の降る里芦別百年記念館」という郷土資料館内にある展示スペース3室で、今まで開催した個展で一番広い会場。
広過ぎるぜ・・・。
ついでに言えば今のオレは人生で一番仕事に時間を割かれている時。
時間がなさ過ぎるぜ・・・。
という訳で本当に空間を作れるのだろうかと、実はかなりビビってます。
新作は作っていますが仕事がそんな状態ですので・・・。
でも今回は展示全体のテーマやコンセプト等設定せず、自己紹介の意味合いを込めて学生時代から最近までの作品10〜15点程を展示し、かつ一室はオレが現在仕事で作ってる玩具を置いて子供のプレイルームにする、8.9日は子供造形教室を開く、会期中のそれ以外の休日は公開制作を行う、という何でもありなイベントにする予定で、だから新作は間に合わなかったとしてもそれはそれでいいやって思ってるところもあります。
それにしても、造形教室と公開制作を抜きにしても、今まで作ってきた作品を改めて一度に見直すと、それらを系統立ててテーマやコンセプトを見出す事が出来ず、あっち行ったりこっち行ったりみたいな制作をして我ながら訳分からん作風だよ、と思わされる次第です。素材もいろいろだし。
一つのテーマに沿ってずーっと作り続ける人ってすごい憧れる。そういうテーマを見つけられた人がすごく羨ましい。でもあたかもそうしたテーマを見つけたかのように振る舞う奴はぶっ飛ばしたくなる事も付け加えておく。
オレが心惹かれる作家って、取り憑かれたように制作する人。といって今思い出したのは円空とミュエクとラモーンズ。
ま、それでも自分の制作のスタンスについて言い訳をするならば、その都度その都度出来る事を精一杯やりたい、かつ自分の興味に正直にありたいと思いながら制作をしていたので、これはこれでやっぱりオレが通って来た道です。そしてあっち行ってこっち行ってをやってきて、40手前になってようやく自分のテーマみたいなものが見えてきました。やっぱり続けて来ないと分からないものです。オレはバカだから尚更そう。そしてこれからも続けていかないとそれがもっともっと集約されていかないのも漠然とながら分かる。必要なのは一回で尽きる天才的なセンスより、凡才でも死ぬまで続けられるエネルギーだと思います。
続けるって大事だよ。そして大変。
という訳で、今回の展示のために作ったDMには「作りたいから作ってきた。作りたいから作っていく。ただそれだけ。」という、ちょいとキザな、Born to be creator 的な言葉を入れて仕事に追われる自分に喝を入れてみました。
頑張って空間作ります。
吉岡滋人作品展
会期:2009.8.1〜8.30(月曜休館)
時間:9:00〜17:30(入館は17:00まで)
会場:星の降る里芦別百年記念館
※作品展は無料ですが、百年記念館の常設展は有料です
http://www.sorachi.pref.hokkaido.jp/so-tssak/html/parts/02hyakunen_memrial.html
あたかもそうしたテーマを見つけたかのように振る舞う奴はぶっ飛ばしたくなる。
↑
オレもです。
最近なぐりたいヤツが増えてます。でもなぐると逆にライバル心を燃やし、喜んでしまうので放置する事にしました。
Posted by: くぼちん | 07/16/2009 at 11:54 AM
美大にいたお利口さんタイプはほとんどそんなタイプだったような気がする。
それはそれとして、いつもと変わらずフツーにコメントを書いてくれるもんだから久保田が今フィンランドにいる事を忘れてしまうぞ。
皆さん、この人は今フィンランドにいます。
http://roofhp.com/kubota/diary/2009/07/tapiola_guest_studio_in.html#comments
本当はピューロランドの近くにいるんじゃないの?
Posted by: mohican | 07/16/2009 at 08:28 PM
いえ、決してピューロランドの横の多摩クリスタルには行ってないです。
Posted by: くぼちん | 07/17/2009 at 04:56 AM
活躍、期待してます。
オレも頑張らないと。
Posted by: mohican | 07/18/2009 at 06:08 AM