今年の冬は雪が降ってもなかなか積もらず、未だにスキー場もオープンしてないのだけど、路面の雪だけはカチカチ、ツルツルに固まってきた。そうなると車はちょっとしたことでスリップするし、車を走らせるのは本当に怖くて、運転中は緊張しまくってる。自動車の性能は日々向上してるとは思うけど、自動車が車輪を転がして地面を移動する乗り物であり続ける限り、雪上での性能は何年経ってもあまり変わらないんじゃなかろうか。雪が数センチ積もると途端に交通網がマヒする東京に20年近く住んでたせいもあって、北海道の冬で自動車が普通に走ってる(ように見える)のはすごいといつも思う。高速道路が機能してるのは奇跡だ。すごいよ北海道!!ミラクル北海道!!
中高生時代、オレは朝刊の新聞配達をしていたのだけど、月々の給料の他に冬を過ぎると「越冬手当」という名目のボーナスみたいな給料をもらってた。お金を頂けるのは嬉しいものの、「越冬」という言葉が北海道開拓の頃や、映画「八甲田山」みたいな命懸けで雪中を進む光景を思い浮かべてしまい、当時は「今はそんな時代とは違うのに」と違和感を感じてた。というより北海道はその時代で止まってると暗に言われてるようでちょっと馬鹿にされてる気さえしてたけど、再び北海道で暮らすようになると、北海道の冬は時代に関係なく、そうした言葉で表現されるような厳しい季節だと思う。吹雪の中のツルツル雪道の運転は間違いなく命懸けだ。だからといって、たとえ海老蔵に「出かけるのを やめなさい」と言われても、出かけなくてはならないのが北海道だ。
この厳しい冬を乗り切るために政府は全北海道民対象に越冬手当を支給しろ!!
財源は、首相辞任の際の引退表明を撤回し、相変わらず国民を愚弄しまくってる、北海道を選挙区にしてる鳩山センセイの私財だ!!
国民侮辱罪で私財を没収した後、「北海道越冬手当支援特別法案」とか、そんなのを作って支給しろ!!
と、一人盛り上がってた。
実現可能かを検証せずに口にしてしまうのは鳩山センセイの専売特許だけど、ちょっと真似てみた(もちろんそんなことは実現するわけがないことぐらいは馬鹿なオレにも分かってることを一応書いておきます)。
でも、鳩山センセイは政治家続けたってロクなこと出来ないのがバレたのだから、そして次の選挙に出馬しても当選するとはオレは思えんので、それだったらセンセイの「友愛精神」とやらと潤沢な私財をもとにして、個人的に何かした方が尊敬され、国のためにもなると思うのだけど。
北海道の冬の運転は本当に怖い。とても疲れる。これから3ヶ月、車から降りた時にこんな妄想が何度か頭をよぎるよ、きっと。
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