昨日と一昨日の二日間、地元の道の駅にテントを張って「青空木工教室」という名前で木工教室を開いた。作ったのは30分程で作れる木製状差しと、10分程で作れる木製ミニカー。
正確にはその前の週の日曜日にもやったのだけど、テントを張った場所が動線からはずれていたのと、事前の広報をしっかりしていなかったせいでか、一日中閑古鳥が鳴く始末。結構凹んだよ。けど、この週末の開催については北海道新聞でお知らせして頂き、かつ、同じく道の駅に店を出している方々が力を貸してくれてテントを動線の最前線に移動したお陰で、二日間、希望者が途切れる事なく集まってくれた。
テントでは木工教室だけでなく、オレが作った玩具や雑貨等も売ってたのだけど、旅行で北海道を回っている京都の方が、買ってくれた製品にサインを求めてきたり、やはり旅行中の方で、フィンランド(もしかしたら別の北欧の国だったかもしれんが)にいる孫に送るといってオレの玩具を買ってくれた女性がいたり、製品が売れたのももちろん嬉しいけど、普段山の中の工場で人と会わずにひたすら物作りをしている身にはそういう、買ってくれる人のプライベートに触れられる交流も楽しい二日間だった。教室についても、動線の事や広報等、事前に立てる作戦の重要性を身に染みて感じたけど、それ以上にフォローしてくれる人がいるのに感謝感謝な二日間だったし、今の生活の中ではこういう時間を意識してたまに作った方がよさそうだ。サインも「これはいつか100万倍の値打ちに化けるよ!!」位、調子こいた事言いながら書いてみたい。
そうして集まってくれた、普段サッカーをしている小学生から聞いて驚いた事があったのだけど、なんでも、芝生のサッカー場では水以外の飲み物を飲んではいけないんだそうで。なんとスポーツドリンクもNG。こぼすと芝生が傷むからというのが理由なんだそうです。皆さん、知ってました?すごーく違和感のある話だったけど、そんなルール(?)がポカリスエット杯という、スポーツドリンクの名前がそのままついてる大会でも適用されてるらしい。気になって、帰ってきてからネットで調べたら1988年に決められた規定だと分かった。1988年て、オレにしてみたらそんなに古い話じゃないのだけど(でも昭和)、そんな時代になってあえてそんな規定を作り、今もそれを守り続けるのには何か科学的な根拠でもあるのだろうか?
それにしても、今、キリンのスポーツドリンクを買うと、思いっきりサッカーの日本代表がプリントされてるボトルだし、アクエリアスのCMでは日本代表の本田圭祐選手はじめピッチ上にいる多くの人が飲んでるのはどう見てもアクエリアスだし、一昔前の話でいえば、エネルゲンのCMで元日本代表のゴールキーパー川口能活選手が「事実、川口はCMに出る前からエネルゲンを飲んでいる」みたいなナレーションとともにピッチ上で飲み物を口にしている映像だったように記憶しているのだけど、サッカーの日本代表がプリントされている飲み物はピッチ上では飲めない飲み物で、本田選手や川口選手が飲んでる飲み物はCMとは関係なく水だという事なのだろうか(だとしたらCM的に問題があるように思うが)?
その規定を肯定的に見ようとすると、水以外の飲み物をぶちまけると確かにベタベタするけれど、しかしそれはオレにしてみると、スキー場でホッカイロを使って、もし雪の上にホッカイロを落とすと雪が解けてしまうからスキー場でホッカイロを使ってはいけないとか、そんなとても小さな事を言われてるような違和感のある規定だよ。
そんな不思議な話を聞けたのも、今回の木工教室の収穫。楽しい時間だった。
昔サッカーをしていましたが(それこそ昭和)、当時はほとんど土のグランドで滅多に芝生のグランドで試合する機会が無かったし、水分補給も練習中や試合中は禁止だったのでそのような規定が昔からあったとは知りませんでした。
ただ藤枝市民グランドという芝生のすばらしいグランドに行ったときはジュース類はピッチに入れるなという注意がありました。今でもそうですが芝生の管理育成は選手の管理育成並みに大変な仕事なので、管理する自治体ごとに禁止事項を作っているのではないでしょうか。プロの選手もロッカールームへ戻ってから自分のスペシャルドリンク(スポンサー商品名のボトルに入れたりする)を飲んでいるようです。
Posted by: Takahashi | 08/16/2011 at 08:03 AM
takahashiさん
takahashiさんはサッカー少年でしたか。
芝生の育成と管理が選手のそれと同じくらい大変だとは知りませんでしたが、一度二度飲み物をぶちまけられた位ならなんとかなっても、毎度毎度となると大きなダメージになりかねないのかもしれないのは何となく分かる気がします。選手間でその規定が浸透していればそれでいいのでしょうけど、そんな規定があるなんて全く知らないところで、それを聞くと、どうしても違和感を抱いてしまいます。特にスポーツドリンクは。きっとサッカー少年の親御さんからもそうした問い合せは多いのではないでしょうか。
Posted by: Shigeto Yoshioka | 08/16/2011 at 07:04 PM