昨日、3年前にパリで知り合ったウォルフガングというオーストリア人アーティストの展示のオープニングパーティーがあったので家族で行ってきた。会場はオーストリア大使館。大使館なんてこんな事でもない限り絶対入れないし、オレもそんなところで展示出来るご身分のウォルフガングにあやかりたいので、行く前に急遽英語の名刺を作って気合いを入れた。
とは言え、オレはこういう社交的な場所が苦手・・・。加えて日本語以外ほとんど話せません。会場で飛び交ってる言葉はドイツ語と英語がほとんど。だから会場に入ってすぐにウォルフガングと奥さんのミラに挨拶した後は一人ポツーンと佇んでた。ウォルフガングと同じ言葉を話す人間だし連れてってやるか、と上から目線で誘ったダニエルの方がいろんな人と話をしてよっぽど楽しんでいやがった。てめぇ、その人をオレに紹介しろよとアピールするためにダニエルに飲み物を運んでやっても「アリガト」というだけで全然紹介してくれねーし。まー、紹介されて会話が始まってもドイツ語なんて全く分からんし、英語だって2割くらいしか分からんから、それはそれで困るのだけど、ついつい奴にオレンジジュースを2杯も運んじまいました。
嫁は嫁で子どもを抱いていたにも関わらず、軽くナンパされて喜んでるし。雑誌の編集をしているというイケメンのそいつはあまりにもそういう事をしそうな、「ブリジットジョーンズの日記」に出てくるヒューグラントみたいな奴だったので、本当にそういう奴がいるんだとオレは感心し、どうやって話しかけてきたのか嫁に聞いたら「君、モデルだろ?雑誌で見たよ!!」みたいな、これまた本当にそういう事を言う奴がいるんだと思う手口で話しかけてきたと教えられ、感動した。
しばらくして、オレもスペイン人やらイタリア人やら陽気な連中が話しかけてくれたお陰で何人かと話が出来たのだけど、その中にはウォルグガングと知り合いという人は一人もいなかったので、アーティストを知らないのにこんなレアな場所での展示をどこで知るのかと聞いてみると、なんとな〜く友人伝いで情報が回ってくるとの事(大使館のイベントに足繁く通ってるうちにDMが送られるようになったという奴もいたけれど)。彼らの目的はビジネス。芳名帳にはすごい肩書きの日本人の名前があったし、私の母国語は英語、両親はウィーンに住んでます、という日本人もいたし、そこがいわゆるセレブが集う空間であるのは間違いなさそうだったけど、そこになんとな〜く来て、なんとな〜く会話をし、で、金持ってそうな日本人を捕まえてしっかりビジネスの話をしていくこの人たちの嗅覚はすごいと思った。ダニエルもいい話をもらってたようだし、あいつもそういう才能を持っているのかもしれん。ちなみにオレの肩書きは「SCULPTOR」。彼らがビジネス的に関心を持つ人間ではないけど、「どうやって生きてるの?」みたいに珍しがられたお陰で話が出来た。
一生懸命生きてるんです。
しかし、これからは奴らみたいに話が出来ないといかん。そう思いながら会場をあとにした。そのためにも社交性を一番感じた、ヒューグラントもどきの動きを研究しなくてはならないのだが、昨日オレの周りに集まってきたのは全員男。
今のところ「君を雑誌で見たよ!!」と話しかけるチャンスはオレにはありません。
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Posted by: Dougal Pineda | 05/09/2010 at 04:26 AM