友人の結婚パーティー参加のため、13、14日の二日間東京に行ってきました。
その時に気になった事をネタに日記を書きます。
まずはこれ。
ヨーロッパでオッサン達が公園でチェスやペタンクを楽しんでる光景を見た事があったのだけど、何故日本ではそうした光景がないのだろうかと思ってたオレのもやもやを吹き飛ばす光景だった。
おっさん将棋大会。しかも将棋の駒も盤もデカイ!!
シブい!!
場所は新橋。おそらくそこら辺りの商店街なんかが開催している、ものすごく健康的なイベントなんだけど、将棋盤の横に差してある白い紙、それはたぶんタダの対戦申し込み券だと思うのだけど、それを盤と盤の間に無造作に突き刺してやってるのがギャンブルっぽく見え、そのせいでそこで対戦中の人達もちょっと危ない人たちのように見えてしまう。ま、別の意味でアブなさそうな人はいましたが。
オレは将棋が全然出来ません。二歩とか平気でやってしまうド素人です。でも、この光景はそんなオレにも素敵だなと思いましたよ。ずっと見てました。
対戦は、どこかで決着がつくと係員らしき人が「○○さーん、○○さーん」と順番待ちをしている人を呼んで、次の対戦が始まります。対戦中の皆さんは次の手を考える時のポーズがそれぞれ違ってそれがオレには興味深くて、何故カメラを持って行かなかったのかとすごく悔やみながら2Mのしょぼい携帯カメラでパシャリ。
そもそも何故新橋に行ったかというと、現在北海道に住んでるオレは道外に出ると古い建物とか、日本の歴史を感じる物に触れたくなり、だから羽田近くにそうしたものがないかと探して浜離宮に向かう途中だったのです。結局こちらの光景が気になって浜離宮には行きませんでした・・・。
その後、前の職場で2年一緒に働いてたNさんと会いました。彼女はオレと同じ職場で任期満了まで働いた後(オレは任期前に辞めた不良です)、青年海外協力隊隊員としてイエメンでボランティア活動にあたっていたのだけど、赴任地でテロがあったため現在一時帰国中。で、偶然、オレが東京にいる二日間は彼女も東京にいると聞いたので会ったのですが、その時に頂いたお土産にオレの心は鷲掴みにされました。それはペンライトのように小さい電球が仕込んであるライターなのだけど、その電球はただ光るのではなく、サダムフセインの像が浮かび上がるライター!!
こいつもシブ過ぎて感動したぜ!!
Nさんありがとう!!次の赴任地でのお土産も今から期待してますよ!!
(ところでこういうものはフセインが大統領の頃にもあったのでしょうか?)
彼女にはイエメンでの活動についていろいろと面白い話しを聞かせてもらったけど、特に興味深かったのは食べ物(肉)の事。イエメンで日頃彼女が食べていた鶏肉は購入する直前まで生きていて、それを目の前でおろして渡されるんだそうだ。最初は抵抗があったけど、でも「生きていくためには必要な事」と感じるようになったとの事。実は似たような話しをドイツ人の友人ミヒャエルからも聞いた事がある。彼は実家にいる時、鶏、豚等を食べる時は家族で捌いて食べてたと言ってた。鶏は上手く首を絞めて瞬殺しないと首が曲がったまま走って逃げる、豚の血は前足の付け根(脇)を切って前足をポンプのように動かして抜き取る、なんて話しもしていた(抜いた血はソーセージにするから無駄に流すと怒られるとも言ってた気がする)。彼はオレの一歳年下でもろ同世代だし、彼の故郷はオレの故郷と同じくらい小さな町だし、ドイツは日本と同じく自動車や工業製品の製造に長けている国で、世界的に見れば共に経済的に裕福な国だし、ついでに言えば共に第二次大戦の敗戦国で、ということで日本人の友人を見るのとあまり変わらない目で彼を見ていたけど、その話しを聞いた時に生きてきた時間にすごく差があるように感じた。
そんな事をNさんの話しを聞いて思い出し、彼女もそうした経験を積んできたんだなと思った。
テレビではやたらとグルメ番組が流され、肉も「〜牛」とか紹介してるけど、オレも含め、大抵の日本人はこのプロセスに触れずに肉を食べてると思います。肉を食べるのにそのプロセスに触れた事があるのとないのとでは全然違う気がする。そのプロセスに触れてたら、食べる前の挨拶の「頂きます」も「(命を)頂きます」という意味が強くなるように思うし。
といって、実際自分がNさんやミヒャエルと同じ状況に置かれるとどうなってしまうのかとも思ってしまうけど。
最後は今回の上京の目的だった結婚パーティーで頂いたチロルチョコの写真。
新郎新婦はオレが大学で働いていた頃に知り合い、今もお世話になってる二人。
おめでとうございます!!
これ、パッケージに新郎新婦の似顔絵がプリントされてるのです。
すげー!!これはウケるだろ!!いい企画だ!!
と、商売初心者ながらオレは思いましたよ!!オレもやってみたい。
そう思ったのと、あと自分の子供にチョコをあげたいと思ったのとで、食べずに北海道に持って帰ることにしたのだけど、帰りに乗った飛行機がオレの人生で一番揺れまして、椅子をちぎれんばかりに掴んで踏ん張ってるうちにチョコを入れてたポケットを圧迫してしまったらしく、北海道に着いた時にはエラい形になってしまいました。
この写真はその話しを新郎に伝えたらわざわざ写真を撮って送ってくれたもの。何から何まですみません・・・。
今度は二人が北海道に来るのを待ってますよ!!
追記
Nさんの活動について書かれているブログを紹介させて頂きます。
イエメンで…わた子☆わたわた☆わたがしさがし!!
タイトルにもある通り、イエメンでの活動について書かれていますが、上でも触れた通りテロの影響で現在帰国しているため、今後もイエメンで活動するかは本人も分からないみたいです。
これは素敵な風景ですね。海外のチェス親父たちにも負けない緊迫感!
ここに是非ソボイ氏を連れて来て、将棋をさしてもらいたいです。(対戦後、間違い無く凹ラレルでしょう)
Posted by: イイジマ | 06/21/2009 at 03:58 AM
お久しぶりです。
今はロス?
そういえばソボイ氏は負けそうになったらシャッフルするという荒技を持ってましたね。
あの技を使えるのは世界広しと言えど彼だけです。
Posted by: mohican | 06/21/2009 at 04:53 PM
先日は、とっても渋いお店でのランチ、ありがとうございました!!笑
そして、イエメン話を載せてくださり、ありがとうございます。
次の任国はまだ決まっていませんが、どこの国になろうとも・・・
心を再び鷲掴みにできるお土産を買ってきます!乞うご期待!!
また1年後、お会いしましょーーーー★
Posted by: わた子 | 07/05/2009 at 07:32 PM
こちらこそありがとうございました。
わた子さんから聞いた体験談はかなり興味深かったです。
イエメンでは果たせなかったスカイプ、次の任国では是非!!
Posted by: mohican | 07/05/2009 at 08:59 PM