何日か前にテレビのニュースで芦別がどうのこうのと言ってるから何かと思って画面を見たらこんなニュースだった。
以下は同じ件の読売新聞の記事
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20091003-OYT8T00031.htm
聴覚障害偽装、芦別市が助成202人に返還請求
札幌市の耳鼻咽喉(いんこう)科医が虚偽の診断書を作成、障害者手帳が支給された事件で、芦別市は、重度心身障害者医療費助成などを受けた202人に総額約5300万円の返還を求める通知書を出した。道によると、この問題で返還請求を行ったのは関係自治体で初めて。
同市によると、返還金の内訳は、道と市が2分の1ずつを負担している医療費助成分が約5000万円、ファクスや補聴器などの購入費助成分と、市が単独で行っている除雪費や灯油購入費の助成分を合わせた計約300万円。
地方自治法上の時効が5年のため、障害者手帳返還者253人のうち該当する202人に対し、2004年10月以降の給付分の返還を求めた。最大で約160万円の返還が必要な人もいるという。
道などによると、芦別市のほか、福島町が33人に対して計819万円、滝上町が14人に対して計600万円の返還を今月内に請求する。
また、札幌、旭川、函館の3市も対象となる金額が固まり次第、返還請求する方針という。
(2009年10月3日 読売新聞)
以上読売新聞より
こちらは毎日新聞
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20091003ddlk01040242000c.html
札幌・聴覚障害偽装:芦別市が通知書、5300万円返還求める /北海道
聴覚障害の身障者手帳の不正取得事件で、芦別市は、札幌市の耳鼻咽喉(いんこう)科医、前田幸〓(よしあき)被告(74)=詐欺罪などで起訴=の 診断で身障者手帳を取得し、重度心身障害者医療費助成や福祉サービスを受けていた市内の202人に、1日付で助成金計約5300万円の返還を求める「返還 金決定通知書」を送付した。
市によると、内訳は医療費助成が140人約5000万円▽医療費と除雪や福祉灯油、公営住宅使用料などの福祉サービスの重複助成58人、福祉サー ビスのみ4人の計約300万円。前田被告の診断による身障者手帳取得者は253人で事件発覚後全員が手帳を返還した。市は5月から個別面談し、死亡した り、時効(5年間)にかかる人などを除く202人の返還金を確定した。
湯浅哲也市民福祉部長は「本来受けるべきでない行政サービスを受けており、行政の公平性をたもつため返還を求めた」と話している。【西端栄一郎】
以上毎日新聞より
テレビで知ったのは最近だけど、こういう連中が芦別に少なからずいるというのはオレが戻ってくる随分前から耳に入っていた事。だからこのニュースに触れても驚きよりも「あーやっぱりそうだったんだ」と感じた方が強い。証拠を見た感じ。
気になってネットで調べてみたら2年くらい前から尻尾を掴んでたようだ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/choukakusyougai-gisou/32348.html
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/choukakusyougai-gisou/32533.html
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/choukakusyougai-gisou/60405.html
芦別市の報告に対して北海道がすぐに対処しなかったという別の問題もあがってるようだけど、それにしても人口2万に満たない町の200人超が偽装障害者。人口自体が少ないとはいえ、人口の1%以上だ。異常だろ。
この連中、実名を公表される事はないんか?
それからこの連中、まさか返還して終わりじゃねーだろ?どういうペナルティを科せられるんだろうか?
同じ町に住んでる者としていら立ちも恥ずかしさも感じるけど、そもそもオレはそんな町だと知っていながら好き好んで引っ越して来た人間。それを思い出すとそんな感情を通り越して、こういう、金を貰う、あるいは楽をするためなら障害者のための支援さえ悪用するろくでもない連中の有効利用は何かないものか、とか、そんなあり得ない事さえ考えてしまう。現実的には1万円あげるから嘘ついてた人は手を挙げなさいとかいえば手を挙げる連中だろうが。
このブログが今回の事を分かりやすく書いてると思う。
http://ee-news.seesaa.net/article/121570292.html
ちなみにオレが聞いてる話しではグレーな連中はまだいる。
キーワードは「産炭地」。
次は自分かと脅えてる輩も中にはいるかもしれんが、そこら辺についてはこうした流れになっていく事は多分ないと思われ、だからほとんどの連中は今も安穏と暮らしているに違いない。
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