27日、大学の後輩の結婚披露宴参加のため九州(久留米)に行ってきた。
今回呼んで頂いた結婚披露宴は今まで出席した中で一番参加者の多い披露宴で、席次表を見るとすごい肩書きの方が大勢いらっしゃり、当然会場もでかいので最初はビビってたのだけど、会場内にいた唯一の知り合いが新婦の友人代表としてスピーチをし、その話がオレにも関わりのある内容だったのもあってその辺りから調子こいて知らない人にも話しかけ、ガツガツ食べ、グビグビ飲み、最後は涙腺緩ませて感動してました。
その晩泊まったのは博多だったのだけど、新郎新婦が佐賀の人だったのと、オレは今まで佐賀には行った事なかったから、翌日の28日は佐賀に行こうと事前から考えてた。行き先は吉野ケ里歴史公園。
最寄り駅から公園に向かって歩いているうちに段々とそれらしき建物が見えてくる。それは現代の高層ビルなんかに比べたら大きくはないけど、後方に見える山々がどことなく厳かに見えるのもあってかすごくでかく見えた。
公園内部は広く、そして建物も外から見る以上にたくさんあった。櫓に上って全体を見ると、その時代はきっとこんな景観だったのだろうなと想像されるような風景が広がってた。すごい。
ただ、ほとんどの建物(竪穴式住居)には入れるのだけど、ただ入れるだけで中に何も無い建物も結構あって、そうとは知らず、にじり口みたいな屈まないと入れない入り口をオレは貧乏臭く片っ端から入ってたので途中から疲れて少し飽きてしまったけど。
だけど、当時の手法での布作り、船作り、道具作り等、公園内のいたるところで催されていたワークショップを見るのは楽しかった(船作りで使っていた材木は直径1.2M、長さ6Mの銀杏の木。そんな巨木、買ったら何十万もするぞ!!羨ましい・・・。)。参加している皆さん(大半が親子)も楽しそうだった。ディズニーランドなんぞ行って高い金払わなくても、こういうところで十分楽しめると思います。
公園内で一番興味を持ったのは墓地。墓石も何もなく、ただ、直径1メートル、高さ30〜40センチ程度土がこんもりと盛り上がってるところがぽこぽこいくつもある。現代美術の作品でこんなのがありそうで面白かった。
復元された建物も興味深いのだけど、ビスで固定されてる部分がちらほら見えて、それが残念だった。せっかくならそういう物を一切使わず、使っても見えないように使う等して配慮してほしかった。その辺の徹底ぶりはディズニーの方が上かもしれん。
でもなかなか楽しかったです。
その後、時間があれば太宰府に寄ろうと思ってたのだけどそれほど時間がなかったので博多に戻り、重要文化財に指定されている筥崎宮という神社に行ってみた。
オレが境内に入った時、ちょうど結婚式の記念撮影が行われていた。新郎さんは白い袴を着た西洋人。和やかな雰囲気の中で撮影が進められていたのだけど、ふと後ろの楼門に目をやると「敵國降伏」の文字が。すげー!!ここに書かれてる敵國ってどこの国だ?まさかここにいる新郎の母国ではあるまいな(そうだったらちょっと面白いのに、と少しばかり意地悪な事を考えてたけど)。
しかし、こんな攻撃的な言葉を掲げている宗教施設って外国にもあるのか?
仕上げに豚骨ラーメンを食べて、人生3度目の九州滞在は終了。
追記
帰ってきてからも「敵國降伏」が気になってwikipediaで調べてみたけど、
「敵國降伏」の扁額は亀山上皇の宸筆とされる
とあるだけで、どこの国かは分からんかった。もしかするとその時々の敵国を指してるんかな。
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