展示に合わせてNYに行ったのは1か月前。
時間が経つのが早い!
展示も先月26日に終わりました。残念ながら作品を売る事は出来ませんでしたが、いい感触のある展示でした。
帰国してからはNY滞在中にためてしまってた仕事に追われてエラい事になってます。
遅ればせながら滞在中の日記をUPします。
実は日記は随分前に書き終わってたのだけど、また素敵なイラストをつけたくてその時間を作れる日を見計らってました。が、今もまだ仕事に追われていてイラストを描く時間を取れない生活をしているのでひとまず日記だけUPします。イラストも頭にはいくつかイメージがあるので時間が出来次第、描き上げたいと思っております。
ではまずは初日分。NYにいた1/8〜1/16までの分を今月の日付けに合わせて16日まで毎日一日分ずつ更新しようと思ってます。
1/8
11:00 NH10便にて出発。アメリカは二十歳頃まで一番憧れていた国。影響もかなり受けた。アメリカ人になりたいと思っていた事もある。だが、いざ金を払って旅をするとなると後回しにになっていき、結局13番目に訪問する外国。
今までの海外旅行は全て日本から西側だったのだが、今回は初めて東に行く。そのため1日にニ度日の出を見た。二回目の日の出を見た時、これはやっぱりおかしい、人間はやってはいけない事をやってるのではないかと思った。そんな高尚な話がしたくなり、隣りにいる久保田に話しかけたのだが、寝てるんだか怒ってるんだか分からないが、久保田はおっそろしー顔をして腕組みしながら目を瞑ってた。恐いので話しかけるのを止めた。恐らく原因は前に座ってるアジア系米国人カップル(入国手続きの際に米国人と判明)。痛いファッションした痛いカップルなのだが、ぶちゅぶちゅやってる訳ですよ。で、男の方がなかなかのデブで、そいつが椅子をリクライニングさせるとただでさえ普通の人より4度くらい深く傾くのに、ぶちゅぶちゅやりながらよく動くから時折9度くらいは深く傾きモニタやらテーブルが全く使えなくなる。久保田はきっとそれで怒ってる。今の久保田に必要なのは高尚な話よりも前のデブが静かに眠る事。
飛行機は予定時刻より少し遅れてJFK国際空港に到着。遅れてといっても出発した時間より前の時間(同日09:45)に到着するのはやっぱりすごく違和感がある。
アメリカ入国の際に指紋と顔写真を撮られた。入国される側としては国防上必要な事でも採取される側としてはやっぱり気持ちのいいもんじゃねーな。
その後荷物を取りに行くと、成田で荷物を預けた際、わざわざFRAGILEの札を貼られたカメラの三脚がターンテーブルの遥か向こうに吹っ飛ばされていた。英語読めないんか〜?
ホテルまでの移動はエアトレイン&地下鉄で1時間程。途中、"Rockaway〜"という地名や駅名が見えた時は、昔ラモーンズをコピーしていた身としてはドキドキしましたよ。
泊まるホテルはイーストビレッジにあるBowery's White House Hotel of NY。
ホワイトハウスですよ、ホワイトハウス!!地球の歩き方に掲載されているエコノミーホテルでもシングルルームの相場は$100前後なのに、このホワイトハウスホテル、$27.25+taxという激安ホテル。だから覚悟は決めてたけど、想像以上のボロさ・汚さ・狭さだった。部屋の広さは2×1.2m位。室内には小さいベッドと小さい蛍光灯が一つあるだけで、シャワー・トイレはもちろん無し、コンセントもなけりゃゴミ箱もない。床は荒川修作の養老天命反転地なみに傾斜してる。White House というよりは Jail House(監獄)だったよ。そのくせ無線LANだけは飛んでる。普通はネットよりも電源だと思うのだが。まあ養老天命反転地ならしょうがない。
荷物を置いてすぐに画廊に向かう。今回お世話になる画廊はA-forest galleryさん。中に入るとギャラリストのエイトクさんがいらっしゃったのでご挨拶。オレは昨夏エイトクさんが帰国されていた時にお会いしていたが久保田がエイトクさんに会うのは初めて。武田信玄を意識した髪型だというスキンヘッドの久保田とやはり超短髪で少し色の付いたメガネをかけたエイトクさん、二人の初対面の光景はなかなか迫力ありました。
久保田が持ち込んだ昨秋ベルリンで開催されたイベント「Japan Now」の映像を見たエイトクさんは久保田の作品にかなり感動されてたように見えた。そんなきっかけもあり、すぐに美術、制作、日米の事等踏み込んだ話が出来、初日から非常に充実した時間を過ごせた。途中、アメリカ側の参加者の女の子がご家族と一緒に来たので自己紹介。
ジェイルハウスホテルに戻って一休みした後、夕飯を食べる為に久保田と一緒に外出。だが、適当な店が見つからず結局Subwayに。Subwayの売りは事細かく注文出来るところなのだろうが、オレは逆にそれが面倒くさくて日本でもあまり入らない。入っても自分からはあれこれ言わない。この時入ったSubwayでも訊かれた事は全部「Yes, Please」と答えてたのだが、そうしてアメリカ人におまかせで作ってもらうとエラい味、エラい見てくれになるのが分かった。ああいうシステムが出来上がった理由が分かったよ。しかもSubwayのくせに高けーしよ。
今日学んだ事。
Subwayではちゃんと細かく注文すべし(たぶんもう入らんけど)。